礎盤型手水鉢
礎盤(そばん)とは礎石の上に置く材の事を指し、その上には柱を載せます。石製が一般的です。
礎盤を用いると柱と礎石は直に接しませんが、柱と柱が横材で連結されていれば、柱が受ける屋根からの荷重を地面にしっかりと伝えられます。又、地震力など横からの力も、礎盤と礎石の間に 生じる摩擦力によって効果的に処理できます。これが単に礎石の上に柱が立つだけでは、柱が横に傾いた時に柱の一部を傷 つけてしまいます。さらに、礎盤を使えば柱の足元は腐りにくくなりますの で、大掛かりな修理を必要としません。
上記の写真は、礎盤を手水鉢に見立てたモノです。
(株)北山都乾園 滑(なめら)
by tokan-en-namera | 2014-11-19 15:43 | 手水鉢